全日本小中学生ダンスコンクールのオンライン審査について、どのような形で開催されたのか知りたいって方へ。
現在、チームは持っているのだが、どのオンラインコンクールに出場しようかと悩んでいる。
今後も新型コロナのようなパンデミックによる影響でダンスクコンクールのオンライン化が進むかもしれないのでそれに備えて色々知りたい。と考えていませんか?
本記事では下記の内容で解説していきます。
それと、そんな悩みを持った人のために春日部ダンスクールの今期コンテストチームYoast(ヨースト)が全日本小中学生ダンスコンクール オンライン審査に出場したので、そちらの結果や審査員からいただいた総評などについてもお話しさせてください。
本記事の信用性
この記事を書いている僕は、ダンス講師歴10年以上。
2017年から毎年、全日本小中学生ダンスコンクールに出場しているので記事の信頼性に繋がると思います。
朝日新聞主催の全日本小中学生ダンスコンクールに参加して来ました。結果は銅賞でしたが、ダンスを通して、また1つ楽しい思い出が増えました♪#春日部#ダンス#KTSQUAD #全日本小中学生ダンスコンクール #coordinate #newera #represent pic.twitter.com/cbsbSlk1os
— 川鍋裕輔 (@kawanabeyusuke) August 12, 2017
今回は、全日本小中学生ダンスコンクールで初めて開催されたオンライン審査の特徴を抑えつつ実際に出場して感じた「悪かったところと、よかったところについて」解説していきます。
本記事では「朝日新聞が主催して開催しているオンライン発表会」なんかについても、ちょっとだけ案内します。
全日本小中学生ダンスコンクール2021についてまとめました【オンライン審査】
第9回全日本小中学生ダンスコンクール オンライン審査
結論からいうと、動画で審査をしてもらうというところ以外はオフラインで開催されるコンクールとほとんど変わらない形で開催されました。
今後もオンライン審査が続くような状況を想定して色々と備えておきたいって方は動画撮影の際のスマホ、iPhoneのカメラ設定と動画の送り方の勉強をしておくとスムーズにオンライン審査にエントリーできるはずです。
オンライン審査用の動画を撮影する際のスマホ、iPhoneのカメラ設定や綺麗な動画をコンクール側に送る方法について詳しく知りたい方は、オンラインダンスコンテスト用の動画をカッコよく撮影する方法 をどうぞ。
SNSへの動画投稿によるオンライン審査より結果に納得できる
納得、安心のオンライン審査
動画審査とはいえ第一線で活躍している、一流のプロのダンサーによる審査になるので、SNSへの投稿で『いいね、リツート数』などが審査に影響するようなコンクールに比べると断然、結果に納得がいきます。
変なコメントが付くような心配もないので、子供達が傷つくようなこともないのでそこら辺も安心です。
記念品として、コンクールオリジナルのクリアファイルを出場したメンバー全員にプレゼントしてくれるのも嬉しいサプライズでした。
全日本小中学生ダンスコンクールと他のオンラインコンテストとの違い
他のオンライン審査との違いについて
全日本小中学生ダンスコンクールは、他のオンライン審査とは、かなり違う部分がありました。
オンライン審査ならではのいいところやオフライン審査との違いなども交ながら実際に出場して感じた悪かったところとよかったところについて本音でお話しします。
悪かったところ
盛り上がりにくい
ほかのダンスコンクールのオンライン審査とは違い、出場者がちょっと盛り上がりにくいのかなっていう部分が3つありました。
その3つとは、下記の通り。
悪かったところ
- ライブ配信がない
- 審査結果を視聴するのにコンクールとは別に申し込みが必要
- 賞がない
順に説明します
ライブ配信がない
ほかのオンラインダンスコンテストと違い、全日本小中学生ダンスコンクールはコンクール自体のライブ配信は行っておりません。
なので、先生、子供たち、保護者がスタジオに集まってみんなで見てみたいなことはできないので盛り上がったり、コンクールに出場している実感は、ほかのオンラインダンスコンテストに比べると少ないような気がします。
ほかのダンスチームの子達に自分達のダンスを見られたくないって子や作品を見られたくないって先生にとってはやり易いシステムだと思います。
審査結果を視聴するのにコンクールとは別に申し込みが必要
審査結果はライブ配信されたのですが、視聴するのに朝日新聞のサイトに登録しない見れないというのがちょっと面倒です。
こちらは希望者のみなので登録しなくても大丈夫です。
ライブ配信の視聴を希望されないチームは、ライブ配信終了直後に全国大会出場チーム一覧表がメールで送られてくるので、そちらでも結果を知ることができます。
更新情報:2021年10月12日
審査結果のライブ配信が登録しなくても誰でもYouTubeの方で視聴をすることができるようになりました。
賞がない
全日本小中学生ダンスコンクールは出場チームに金賞、銀賞、銅賞と必ず何かしらの賞がもらえるのですが、オンライン審査にはそれがありません。
あるのは、優秀なチームだけがもらえる全国大会への切符のみとなります。
よかったところ
安くて豪華
朝日新聞主催で協賛にキューピーが入っているからこそ出来るんだろうなっていう全日本小中学生ダンスコンクール オンライン審査ならではのよかったところもたくさんありました。
こちらも3つ紹介します。
下記の通り。
よかったところ
- エントリー費が安い
- 審査される動画を何回も撮影し直せる
- 日頃見てもらえない審査員
順に説明します。
エントリー費が安い
オフラインで開催されるコンテストに比べてめちゃくちゃエントリー費が安かったです。
エントリー費 | |
全日本小中学生ダンスコンクール | 1人 1,000円 |
オンライン審査 | 1チーム 3,000円 |
会場に行くこともないので交通費もかからず、ここに関してはものすごくお得に感じました。
審査される動画を何回も撮影し直せる
オフラインのダンスコンテストの場合は1発勝負ですが、オンライン審査の場合、何回でも撮影のし直しできるのがよかったです。
音源も後から動画の上から貼り付けることができるので踊っているときに「次こうしてー!」とか声をかけながら撮影できるのも利点ですね。
日頃見てもらえない審査員
エントリー費を考えたら信じられないような豪華なプロダンサーさん達が審査員でした。
審査員紹介
世界大会JUSTE DEBOUTで優勝
ダンス&ボーカルグループRADIOFISHとしても活躍
安室奈美恵三谷三浦大知さんらを育てるなどタレント育成に携わる
AKB48の振付師としても活動中
鹿屋体育大学でダンス、保健体育科教育の授業を担当
創作コンクール部門にて文部科学大臣賞を受賞
の3名。
全日本小中学生ダンスコンクールへの出場方法【オンライン審査】
4ステップで解説
基本的には、オフラインで開催されるコンクールと同じやり方になります。
エントリー方法
- エントリー情報の入力
- チームの作品情報の入力
- 出場者情報の入力
- 動画・写真提出
エントリー情報の書き方のコツについて知りたい方は、全日本小中学生ダンスコンクールに出場してきましたをご覧ください。
全日本小中学生ダンスコンクールの結果!
結果
春日部ダンススクールのYoast(ヨースト)の結果は…。
残念ながらダメでした。全国大会出場ならず。
応援してくださっていた皆様へ
春日部ダンススクールyoastは動画審査を通過することが出来ませんでした
期待してくれていた皆様すみません
俺の力不足です審査員のFISHBOYさん(@fishboy_nakada )ありがとうございました
もうちょっとだけ、みんなと一緒にこのダンス続けたかったな…
— 川鍋裕輔 (@kawanabeyusuke) October 7, 2021
今回の第9回全日本小中学生ダンスコンクールに出場したチーム数は全部で218チーム。
そのうちの60チームが全国大会へと駒を進めました。
全国大会への出場が決まったチームの皆さんは、おめでとうございます。
審査員総評
審査員2名からの総評
今回のオンライン審査では、2名の審査員の方から総評をいただくことができました。
そちらを全て公開させていただきます。
牧野アンナさん
テンポ感があってよかったです。速さにちょっと体が置いて行かれる感じが見受けられたので、もっとよくなると思います。
栫ちか子さん
作品の世界観を最後まで途切れさせることなく、しっかりと踊りこなせていました。細かいステップや速い動きも自分のものにできており、音を楽しんでいる様子が見て取れました。チームワークも抜群で、フォーメーションチェンジも鮮やかでした。今後も体軸を意識した基礎技術の習得をベースに、色々なジャンルのダンスにチャレンジして、表現の幅を広げて欲しいと思います。
結構いいことを言っていただけて子供達も保護者の方々も喜んでいました。
こちらの総評は、オンライン審査終了後に手紙で代表者さんの方に届けられます。
更新情報:2021年11月18日
FISHBOYさん
コンクール終了後にFISHBOYさんからも特別に総評をいただくことができたのでそちらも載せます。
アドバイスをいただいたのは全部で4つ。
次のステージに行くには!
- 首の向き&垂れ下がる系
- ダブルロック&スライド
- 音の取り方
- 首の使い方
順にFISHBOYさんの言葉をそのまま載せます。
首の向き&垂れ下がる系
一発目のアクションがちょっと不揃いってのは、かなり「あれ?」ってなっちゃう瞬間なんで、ここは揃える。
この質感を揃えるのが大事。
ピシッと決めたいんだったら、垂れ下がる系はもしかしたら抜きにしておいた方がいいかも。
ダブルロック&スライド
膝とか背骨とか首とかを総合的に使って、グッと縮むっていう動作がまだまだもっといけそうな気がします。
音の取り方
音をきっかけに始まるのか、終わるのか。もっともっと厳密に8人と先生でシェアした方がいいのかなと思います。
1番細かく説明してくれたのが、この音の取り方で実際に色んな動きで音の取り方を細く説明してくださいました。
首の使い方
ファンキーに見せたいときは首動かさないと。
首動かした方がむっちゃファンキーじゃないですか。
首、ものすごい大事!
ほかにも審査員の方からも直接、総評をもらったことがあるのなら、どんなことを言われたのか知りたいという方は、第8回全日本小中学生ダンスコンクールをご覧ください。
全日本小中学生ダンスコンクール オンライン発表会のお知らせ
オンライン発表会
全日本小中学生ダンスコンクールでは、2020年からオンライン発表会も開催しています。
オンライン発表会はコンクールとは違い、年に数回開催されています。
オンライン発表会について詳しく知りたい方は、全日本小中学生ダンスコンクール オンライン発表会をどうぞ。
まとめ
今回は全日本小中学生ダンスコンクール【オンライン審査】について記事にしました。
まとめ
・審査の仕方はオフラインと変わらない
・SNSが審査に影響するコンクールより全然納得できる
・ほかのオンライン審査よりも悪いところ
ライブ配信がない
審査結果を視聴するのにコンクールとは別に申し込みが必要
賞がない
・いいところ
エントリー費が安い
審査される動画が何度を何回も撮影し直せる
日頃見てもらえない審査員
オンライン審査をしてもらえるダンスコンクール、コンテストをお探しの方は、ぜひ全日本小中学生ダンスコンクールに出場してみてください。
きっといい思い出が作れるはずです。
コロナ渦でもダンスをガンガン楽しみましょう。
今回は以上となります。